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みみの病気

みみの病気|桂川みずた耳鼻咽喉科|京都市西京区桂川街道沿い

みみの病気

ear

中耳炎

急性中耳炎、慢性中耳炎

みみの病気

鼓膜の奥に位置する空間は中耳(鼓室)と呼ばれ、細菌などにより炎症を生じやすく、中耳炎となります。風邪などで鼻やのどに炎症が生じた場合に、細菌が耳管(鼻の奥に存在)を通って中耳に入り、中耳炎を引き起こします。原因となる菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、モラキセラ・カタラーリスなどであり、抗生物質による治療が必要です。小さなお子さんに多くみられ、未発達な耳管に細菌が侵入しやすいためと考えられています。このためお子さんが風邪をひいた際に中耳炎にかかることは多く、耳の痛みがあるときだけでなく、頻繁に耳に手を当てる仕草があるときなどには中耳炎を疑う必要があります。

このような中耳炎は多くの場合数日~1週間程度で軽快しますが(急性中耳炎)、数か月以上経過しても耳だれが継続する場合には慢性中耳炎と診断されます。多くの場合鼓膜に穴があいており、この穴を通じて外耳道から細菌などが入ってくることも炎症の原因の一つになります。

滲出性中耳炎

「鼓膜の赤みや耳の痛み、発熱がなく、中耳に液が貯留するもの」が滲出性中耳炎で、貯留液のため聞こえが悪くなります。大人にも生じることは多いですが、特に小児に多く、90%のお子さんが小学校入学前に一度はかかるとも言われています。またお子さんが風邪や中耳炎にかかった後には約50%で滲出性中耳炎をきたすと言われています。小児での滲出性中耳炎の場合、多くは3か月以内に自然治癒しますが、再発や長期化する場合があります。長期に未治療の状態が続くと、難聴による言語発達の遅れ・学習の妨げを生じることがあり、さらに鼓膜癒着などの鼓膜・中耳の病的な変化をきたすことがあるため、治療が必要です。

外耳炎

耳の穴の皮膚(外耳道)に炎症を起こした状態です。習慣的な耳掃除などにより外耳道の皮膚が傷ついていることが原因の一つになります。その他に外耳道の毛穴に細菌感染をきたす場合もあります。痛み、かゆみが生じ、耳だれや耳閉感がでてくることもあります。

難聴

音は空気の振動として伝わり、この振動が外耳道、鼓膜、中耳、内耳の順番で伝達された後に、その信号が脳に送られます。このためこれらの経路のどこかに異常がある場合に聞こえにくくなります。外耳道の異常としては耳垢が最もおおく、中耳では中耳炎などの炎症のトラブルを生じることが多いです。また突発性難聴では血流障害やウイルス感染により内耳の障害が突然生じます。突発性難聴は早期の治療が望まれます。このため聞こえにくさや耳がふさがった様な感じがあれば、早期の検査をお勧めします。

耳鳴り

耳鳴りとは、外で音がしていないのに感じる異常な音の感覚です。ほとんどすべての人は無音状態のときには耳鳴りを感じますが、日常生活において「気になって不快」という場合があります。それ以外に病的に聴力が低下するのと同時に耳鳴りが発生する場合があり、耳鳴りが急に強くなったときには一度耳鼻咽喉科で聴力などを検査することが望まれます。聴力に異常がなく耳鳴りが強い場合には、過労や心理的要因が関わっていることもあります。

めまい

我々は、目からの感覚(視覚)、耳からの感覚(平衡感覚)、皮膚・筋肉・関節からの感覚(体性感覚)と、これらを統合する脳により、体の姿勢を安定させています。このためこれらに異常があると体は不安定になり、“めまい感”や“ふらつき”を感じます。

特に耳には三半規管・前庭という平衡感覚に重要な部位があり、メニエール病などでこれらが障害されるとめまいを生じます。まためまいと同時に難聴をきたす場合もあります。耳鼻科では目の動きや聴力の検査などにより、めまいの原因を調べ、改善を図ります。

耳あか(耳垢)

耳あかは、乾燥している場合と粘稠な場合がありますが、日本人の約7割が乾燥した耳あかと言われています。綿棒での耳掃除では耳あかを奥に押し込んでしまう場合があり、その場合は自分で取ることが難しくなります。耳あかが多くたまると、耳がふさがった感じや痛みを生じることがあります。耳鼻科ではピンセットや吸引器などを使用して、たまった耳あかを取り除きます。