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甲状腺の病気

甲状腺の病気|桂川みずた耳鼻咽喉科|京都市西京区桂川街道沿い

甲状腺腫瘍・甲状腺機能低下症

thyroid tumor・hypothyroidism

当院では、甲状腺腫瘍や甲状腺機能低下症に対する診療を行っています。

甲状腺の病気

甲状腺は甲状腺ホルモンを産生する臓器であり、この甲状腺ホルモンは正常な成長や発達、代謝に不可欠なホルモンです。このため甲状腺ホルモンは生涯にわたり必要なものであり、その量が多すぎても少なすぎても、症状を引き起こします。
甲状腺疾患は、腫瘤(しこり)と甲状腺ホルモン(甲状腺機能)の異常に分けられます。

甲状腺腫瘍

甲状腺にしこりが生じることがあり、そのしこりは悪性(がん)である場合があります。頸部が腫れることや、健診・CTなどで見つかります。
甲状腺のしこりの多くは良性のものですが、悪性(がん)である場合もあるため、くわしい検査が望まれます。当院ではエコー検査や血液検査を行い、場合によっては穿刺吸引細胞診(腫瘍から細胞を採取し良性悪性を判定)や喉頭内視鏡検査を行います。悪性と考えられる場合には手術が必要です。良性と考えられる場合でも3~6か月毎にエコー検査などで経過を見ていきます。

橋本病・甲状腺機能低下症

橋本病は、自己免疫疾患のひとつであり、甲状腺に対する抗体が体内で産生されることにより甲状腺組織が破壊され、徐々に甲状腺ホルモンの産生が低下(甲状腺機能低下)する疾患です。橋本病であっても甲状腺機能が正常であることは多いですが、徐々に甲状腺機能が低下することがあるため、定期的な血液検査が望まれます。
橋本病や甲状腺の手術により甲状腺機能が低下した場合、代謝が低下し、身体のむくみや疲労感、体重増加などの症状をきたします。このため甲状腺機能が低下した場合には甲状腺ホルモン薬の内服が必要です。

バセドウ病・甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰(甲状腺機能亢進症)になると、動悸・頻脈・息切れ・手の震え・体重減少などの症状をきたします。甲状腺機能亢進症をきたす疾患として、バセドウ病があげられ、バセドウ病では甲状腺に対する抗体が体内で作られることにより、甲状腺ホルモンの産生が刺激され、上記症状のほか甲状腺腫大や眼球突出などをきたします。
甲状腺機能亢進症に対しては抗甲状腺薬を投与します。バセドウ病に対しては抗甲状腺薬投与のほかに、放射性ヨウ素内用療法や手術を行う場合もあります。